
全国学校図書館協議会が発表した「学校読書調査」の結果である。
なんと、1か月に本を1冊も読まない小学生の割合(不読率)が、25年ぶりに1割を超えてしまったという。
さらに驚いたのが、「漫画すら読まない」という子が3割近く(28.2%)にものぼることだ。
最初は「電子書籍で読んでる子がカウントされていないだけでは?」と思った。
しかし、調べてみると、この調査は電子書籍も含んだ数字なのだそうだ。
タブレットやスマホで読める本も含めて「0冊」というのは、想像以上に深刻な“読書離れ”なのかもしれない。

子どもたちの姿から、昔懐かしい「本屋さんでの立ち読み」の風景が消えつつあるのも、どこか寂しい。
街の本屋そのものが減り続けていることも、その流れに拍車をかけているのだろう。
では、スマホ時代を生きる子どもたちに、どうすれば本の楽しさを知ってもらえるのだろう?

記事の中で専門家は、次のようなアプローチを勧めていた。
同じ本や漫画を大人と子どもが一緒に読み、感想を語り合うこと。
また、小学生だけでなく中高生に対しても読み聞かせは効果があるという。
「本を読まなければだめ」と一方的に押し付けるのではなく、大人も一緒にその世界を楽しみながら、「これ面白かったね」と対等な立場で話し合う。
そんな時間の積み重ねが、読書へのハードルを下げてくれるのだそうだ。
まずは子どもが興味を持ちそうな漫画を一緒に読んで、「これ、どう思う?」と雑談してみることから始めるのもいいかもしれない。
遥か昔の小学生時代を思い出すと、本との出会いは学校図書館(室)だった。
教室の本棚や図書室の本を借りて読むのが当たり前で、その一冊が知らない世界への入口だったように思う。
便利な時代になった今でも、子どもたちにそんな出会いが残っていてほしい。
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