2/25、「よみうり寸評」より

1968年のフランス映画「白い恋人たち」は、アルプスの麓、グルノーブルで開かれた冬季五輪を記録したドキュメンタリーだ◆甘美なテーマ曲にのって雪の高原で繰り広げられる競技の模様が描かれる。日本人選手らも登場するが、この大会で日本のメダルはゼロ。冬季としては過去最多の24個を獲得したミラノ・コルティナ大会と比べ、隔世の感がある◆時代の変化はメダルの数だけにとどまらない。温暖化で雪不足が深刻化し、テレビ中継でも、一部競技の会場周辺で積雪が少ないのが目についた◆コルティナでは前回冬季五輪が行われた1956年と比べ2月の平均気温が3・6度上昇したという。将来、安定して冬季五輪を開催できる候補地が減っていく◆来週からはパラリンピックが始まる。3月に入ってさらに暖かくなれば、人工降雪機がフル稼働するのだろう。次回2030年の開催地はグルノーブルに近いフランスのアルプス地方になる。「白い恋人たち」と呼ぶにふさわしい銀世界に再会できるだろうか。
映画と気候変動、そしてスポーツの歴史が静かに交差するような、美しくも切実な寸評ですね。
フランシス・レイの旋律が流れるたびに、1968年のグルノーブルでの白銀の世界を映した映画「白い恋人たち」が脳裏に浮かぶ。
あれから半世紀、地球は温まり、雪は遠のき、冬の五輪も変わった。
けれど、フランシス・レイの旋律が流れると、心の中には今も変わらぬ“白い恋人たち”の風景が広がる。
そして、2030年、アルプスに“白い恋人たち”は戻ってくるのか?!
🎵 フランシス・レイ作曲「白い恋人たち」テーマ曲
あの旋律を、もう一度――
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